明暗で耳を表現する
次に土台に耳を描き足します。 下絵では耳を明暗で表現していますので、同じように明暗で表現します。
耳を描く
耳の明暗は、エアブラシツールで表現します。

上図のようにツールボックスからエアブラシツールを選択します(またはキーボードのAを押します)。
ここで前景色と背景色を確認します。 土台を塗りつぶすために、前景色に明るい茶色を、背景色に暗い茶色を設定しましたが、今もその色が設定されたままでしょうか。
GIMPは、再起動すると前景色が黒色に、背景色が白色に戻ってしまいます。 GIMPを再起動したため色の設定が戻っている場合は、再び色の設定を行います。 ツールボックスのボタン群の下にある前景色をクリックします。

上図のように描画色の変更ウィンドウの右下には、最近設定した色ボタンが並んでいます。 このボタン群の中に明るい茶色があるはずですので、それを押して前景色に設定します。
同様の手順で背景色に暗い茶色を設定します。
続いて、ブラシを選択します。 ブラシは、文字通り筆先であり、エアブラシツールで描画する場合の模様になります。 なお、エアブラシツールだけでなく、鉛筆ツールやブラシツールでも同様に筆先の模様となります。

上図のように"2. Hardness 025"ブラシを選択します。
続いてブラシサイズを変更します。 初期値では 20 になっていますが、これでは太すぎますので 10 に変更します。

上図のようにツールボックス下部のツールオプションにあるサイズを 10 に変更します。
これでエアブラシツールの準備ができました。 では、実際にエアブラシツールで線を引きますが、まずは始点を描画します。

上図のようにウィルバー君の耳の付け根付近の場所(赤枠の場所)でマウスの左ボタン(
)をクリックします。
これでクリック点にエアブラシツールで明るい茶色が描画されます。
次に、この点から右上に線を引きます。

上図のように点を描いた場所からやや右上の場所(赤枠の場所)でキーボードのSHIFTキーを押しながらマウスの左ボタン(
)をクリックします。
これで、前回のクリック点から今回のクリック点に、エアブラシツールで明るい茶色の線が描画されます。
)を押すことで前回のクリック点から今回のクリック点まで直線を引くことができます。
これは鉛筆ツールやブラシツール、消しゴムツールなどでも同様です。
さらにもう1本エアブラシツールで線を引きます。

上図のようにエアブラシツールで耳の縁に見えるように3点(赤枠の場所)を結ぶ線を引きます。
線を弾き終えたら、下絵レイヤを非表示にして、土台レイヤの内容がどうなっているかを確認しておきましょう。

上図のように明るい茶色の線が2本引かれたでしょうか。 表示を確認したら、非表示にした下絵レイヤを再度再表示しておきます。





