1つのウィンドウで全てを管理する
GIMP 2.8系から『シングルウィンドウモード』が使えるようになりました。
シングルウィンドウモードとは、ツールボックスやドックおよび開いた画像を1つのウィンドウで扱う方式です。 複数の画像を開いていても、全てを1つのウィンドウで扱えます。
なお、今までの説明で用いていたのは『マルチウィンドウモード』と呼ばれるウィンドウモードです。 GIMPは、初期状態ではマルチウィンドウモードで起動します。
シングルウィンドウモードの使い方
ここではシングルウィンドウモードの使い方について説明します。 どんな画像でもいいので、画像を2枚用意してGIMPで開きましょう。
上図のように2枚の画像を開きます。
シングルウィンドウモードへの切り替え
まずは、マルチウィンドウモードからシングルウィンドウモードへ切り替えます。

上図のようにどちらかの画像の画像ウィンドウのプルダウンメニューの"ウィンドウ(W) -> シングルウィンドウモード"を実行します。
上図のようにシングルウィンドウモードへ切り替わります。
ウィンドウ内を見てみる
ウィンドウ内を詳しく見てみましょう。
ウィンドウの左側にツールボックスが、ウィンドウの右側にドックが配置されています。 また、中央部には画像が1つだけ表示されています。
まず、ツールボックスとドックについてですが、これらの位置を変更することはできません。 ツールボックスが左側、ドックが右側で固定です。 ただし、幅を広げたり狭めたりすることはできます。
続いては、プルダウンメニューの下のタブに注目してください。 このタブが画像切り替えタブで、ここで編集の対象とする画像を選ぶことができます。 2つの画像を開いているためタブも2つあります。 なお、タブには縮小画像が表示されます。
次の画像を対象にしてみる
では、2枚目の画像に切り替えてみましょう。 画像切り替えタブには2つのタブがありますが、2つ目のタブ(右側のタブ)をクリックしてください。
上図のように2つ目のタブをクリックします。
上図のように2枚目の画像が表示されます。 このように、画像切り替えタブで対象の画像を切り替えながら作業を行います。
なお、キーボードのCTRL+PageDownキーで次の画像に、CTRL+PageUpキーで前の画像に切り替えることができます。 ただし、ツールボックスやドックのダイアログをクリックした後は、画像切り替えタブや画像を再度クリックしないとキーボードでの切り替えはできなくなります。










